内科診療の基本方針:患者さんに最善であることを目指す
- 診療所で対応できる病気かどうかを問診、症状、診察から適切に判断する
- 対処が困難と思われる病気については適切な医療機関へ速やかに紹介する
- 対処が可能と判断した症状・病気の場合は最新最善の診療を受けていただく
- そのために常に最新医療について学び続ける
急性疾患に対しても慢性疾患に対しても、限られた診療時間内で、できるだけ生活上のアドバイスを提供できるように努める。 その上で薬の処方など治療を受けていただく。
「生活習慣病」(代表的な病気として高血圧、糖尿病、 脂質異常症、 高尿酸血症、 痛風、 骨粗鬆症、動脈硬化など)は文字通り「生活習慣」の乱れが主な原因とされている病気です。
具体的には、食事、運動、睡眠、ストレス軽減を含めた休養、環境改善などが健康回復への課題です。
診療方針としては、
- 「病気」の診断後、どの「生活習慣」をどのように改善・見直ししたら健康回復ができるかを患者さんと一緒に考えていくことを第一にしています。
- 改善が困難な場合や御仕事などの関係で改善に時間がかかる場合は薬などの治療を開始しつつ、「生活習慣」改善をはかり、体調改善・健康回復を目指します
- そのための食事や栄養相談、運動の進めも適宜アドバイスさせていただきます
- お勧めの基本は現在も勉強中の「機能性医学」や「分子整合栄養医学」の知識を御紹介させていただきます。
はやさかクリニックの「肝臓病」診療方針は、常に最新の医学情報を取り入れながら、
- 「肝機能障害」を正しく診断する
- 適切な治療法を提案する
- 治療を受けていただくか、適切な施設に御紹介する
- 健診その他で指摘された「肝機能障害」は実は肝臓病でなく、他の病気や体調変化による見かけ上のこともあります。 まず、肝臓病かどうかを問診、診察、検査で診断させていただきます。
- 肝臓病である場合、病気に応じて最新の治療(食事・運動など生活習慣の改善および、薬や注射)を紹介、提案させていただきます。
- はやさかクリニックで受けていただける治療ならば、御説明の上、開始し、総合病院での高度治療が望ましい場合は御希望の施設ないし、お勧めの施設へ紹介させていただきます。
- 慢性の肝臓病の経過で心配となるのは、肝硬変と肝臓癌です。 どの慢性肝臓病の場合も肝硬変への進行を食い止める治療、または悪化防止の治療を提案します。 また、肝臓癌発生を見逃さないように定期検査を怠らないように努めます。
はやさかクリニックでのB型肝炎の患者さんの治療方針は、
- 肝硬変(と合併症)にならないように
- 肝臓癌にならないように
です。
日本肝臓学会のB型肝炎治療ガイドラインに沿った診療方針です。
病状と年齢に応じて治療としては
- 抗ウイルス薬服用 (ゼフィックス、ヘプセラ、バラクルード、テノゼット、べムルディ)
- ペグインターフェロン注射 (ペガシス、ペグイントロン)
- 肝庇護薬服用 (ウルソ)
をお勧めしています。
また、すべての患者さんに肝臓癌の発生監視のために、定期的な血液尿検査と腹部超音波検査・腹部CT/MR検査などの画像検査を受けていただくように勧めております。
はやさかクリニックでのC型肝炎の治療方針は、
- 肝臓癌の発生を防ぐ
- 肝炎が肝硬変になることを防ぐ
- すでに肝硬変である場合、進行を抑え、合併症への対策に努める
です。 そのために
- C型肝炎を正しく診断する (血液検査)
- C型肝炎の進み具合を診断する (血液尿検査、腹部超音波検査などの画像検査、内視鏡検査)
- C型肝炎の適切な治療法を提案する (主として飲み薬の抗ウイルス薬【インターフェロンフリー治療】)
- C型肝炎の治療を受けていただく (主として飲み薬の抗ウイルス薬【インターフェロンフリー治療】)
- C型肝炎ウイルスが血液検査で陰性になってからも肝臓癌の発生がないか油断なく見張る
(血液尿検査と画像検査) - 全ての経過に対して適切な食事や運動など生活上の注意点の提案
といった診療を受けていただきます。