原発性胆汁性肝硬変症の治療薬として有効性がみめられているのは、
- ウルソデオキシコール酸(ウルソ)
- ベザフィブラート(ベザトール)
の二つがあります。
ウルソデオキシコール酸は肝臓の胆汁の流れをよくする働きがあり、肝機能の改善が期待できます。
ベザフィブラートは、もともと、高脂血症(脂質異常症)の薬ですが、原発性胆汁性肝硬変症での肝機能改善が期待できます。通常は、ウルソデオキシコール酸を第一に服用していただく場合が多いです。
原発性胆汁性肝硬変症では、
- 骨粗鬆症
- 高脂血症(脂質異常症)
- 胃食道静脈瘤
の合併が多いので、これらに対する治療も重要になります。