B型肝炎で妊娠を希望される方に
女性の方は妊娠の際に、必ずHBVに感染していないかどうか検査をしましょう。
HBVに感染していることがわかった人(つまりHBs抗原陽性(+))は引きつづいて、赤ちゃんへの感染のしやすさの目安となるHBe抗原検査を必ず受けましょう。
母子感染防止措置を行わなかった場合、母親がHBe抗原陽性(+)のとき、赤ちゃんへのHBV感染率は100%です。
このうちの80~90 %がHBVキャリアとなります。母親がHBe抗原陰性(-)のときは、赤ちゃんへの感染率は10%程度で、キャリア化することもほとんどありません。
しかし、ごくまれに生後2~3ヵ月で劇症肝炎になる危険性があります。したがって、感染防止策は必ず行うようにしましょう。